苦い檸檬と胡椒〜Le Jardin Retrouve
ジオさんが購入された、ラルチザンのエテアンドゥースを香りに、
ふらりとフレグランス売り場@新宿伊勢丹を訪れたのが運のつき。
横道にそれ、いつのまにかLe Jardin Retrouveの
CITRON POIVREを衝動的に購入していました。
エテアンドゥースのほのかな素敵な香りを、ムエットにつけていただいて
ビニールの袋に入れてお持ち帰り用に準備していただいている、
ほんの隙間時間にふらふら〜っと。。。。
今日は特別蒸し暑かったので、
この暑さを吹き飛ばす、爽やかな香りを求めてしまった。
このルジャルダンホトルヴェのシトロンポワブルは、
単純なシトラスじゃなくて、少しほろ苦い大人の檸檬の香り。
イタリア産檸檬の迸るみたいなフレッシュなトップノートに、
胡椒、クローブ、シナモンのスパイスの香りが追いかけてきて、
大人っぽく、奥深いニュアンスのシトラスフレグランスです。
ルジャルダンホトルヴェの意味は、「想い出の庭」。
繊細で詩的な香りとクラシックなパッケージ。
ところで、昨日、
ディプティークのフィロコシスをつけていたところ、後輩ちゃんから
「usagiさんからいい香りがする〜」と言われました。
この季節、香りについて指摘されるとドッキリします。
香りを指摘されてしまうくらいだと、
フレグランスはつけすぎ警報、です。
蒸し暑いからか、香りが強く籠るんですよね。。。
香りが嫌いな人も多いので、気を遣ってしまいます。
(ちなみに、わたしの彼も、香りだいっっっきらいな人です)
つけすぎに気をつけつつ。
せめて、檸檬の香りでふんわり周囲を爽やかにしたいものです。
*Le Jardin Retrouve*
ル ジャルダン ホトルヴェは、1976年、あるひとりの調香師の情熱により誕生した香りのメゾンです。調香師の名はユリ・ギュザッツ。フランスの大手フレグランスメーカー、ルール・ベルトラン・フィス・エ・ジュスタン・デュポン社に31年間在籍する中、研ぎ澄まされた嗅覚で名だたるビッグメゾンの香水を数多手がけた彼は、フランス調香師協会の重鎮として確固たる地位を築きました。
商業ベースの香りが台頭する中、職人気質な彼がたどり着いたのは、原材料の厳選から調合、パッケージデザインに至るすべての工程をみずから徹底して行うというスタンスでした。その信念を体現したメゾン、ル ジャルダン ホトルヴェは、世界中から取り寄せた極めて繊細で貴重な天然香料を惜しみなく用い、フランスの香水職人が伝統的に行ってきた丹念な熟成、調合のプロセスを忠実にたどる、極めてシンプルでナチュラルな香りづくりを追求したのです。
香料の濃度やクオリティにより、フレグランスにはパルファン、オードパルファン、オードトワレなどがあり、一般に、稀少で高価なパルファンを手軽に楽しめるように入手しやすい香料を希釈したものがオードパルファン、オードトワレと呼ばれています。ル ジャルダン ホトルヴェが創造するのはすべてオードパルファンですが、そのチョイスには、これとはまた別の理由があります。上質なパルファンと同じく、厳選した原料から手間と時間をかけて香料を抽出。その香りを最大限に引き出すために考え抜いた香料とアルコールの理想的なバランスがオードパルファンに相当するものだった、ということ。ていねいな手仕事で導き出されたオードパルファンは、パルファンのような自然さと奥深さをたたえ、その上質で芸術的な香りは、メゾン創設以来、モードの最前線で人々を魅了したのです。
それから10年—。ヨーロッパの限られたブティックでしか入手できない幻の香りとなったル ジャルダン ホトルヴェが、ユリ・ギュザッツ没後、2005年、パリのギャラリー“トマ デュフォー”に見い出され、フランスの香水文化の伝統を受け継ぐメゾンとして再び脚光を浴びています。
華美に飾り立てるのではなく、誇大に広告するのでもなく、香りそのものにこだわり抜いた真のフレグランス。その名Le Jardin Retrouvé(=思い出の庭、再会の庭)が表すとおり、絶妙な調合が織り成す香りのハーモニーは、初めてなのにどこか懐かしく、寄り添うように繊細。あなたの感性を揺さぶり、ときには言葉以上に饒舌にあなたを伝える術となるでしょう。ワインのようにていねいに時間をかけて熟成された、まさに奇跡のようなひとしずく。それは人のたたずまいばかりか、運命すら変えてしまう力を秘めています。
by kawaiicheeky2004
| 2008-07-11 21:44
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